睡眠薬・睡眠導入材を手に入れて、ドラマのように睡眠薬を使用した瞬間バタッと倒れるのか試してみたくてを購入してみました。
ドクターキリコからの続きになりましたが、簡単におさらいを。睡眠薬を吸引して火曜サスペンス劇場張りに意識を失ってみるのが目的。その目的を果たすには睡眠薬が必要になります。しかし日本では規制があるので簡単には手に入りません。比較的簡単に手に入るのが睡眠導入材。この違いですが睡眠薬は効果が強い反面一般人には入手が難しく、導入材は効果が弱いようですが入手は比較的簡単です。
いかに早く・確実に寝れるかを考えれば睡眠薬の方がよろしいのですが、価格や入手のしやすさを考えると導入材が勝ちます。出来れば睡眠薬、駄目だったら導入材を購入してみます。
グーグルで探してみると、特に苦労する事も無く導入材を売っているサイトを幾つも発見。そのほとんどがアメリカなどで売られている薬を取り扱ってました。日本でも医薬品として売られているようですが、効果を考えるとアメリカの方が強いようです。なのでアメリカの導入薬を手に入れてみることに。バイアグラのように個人輸入が目立ちました。
幾つか廻ってみましたが、特に差は無いという事でとあるサイトから注文してみました。購入したのは睡眠導入材の中でも効果が中くらいのモノで、液体状の為に分量調整が非常に楽に出来るとの代物です。
さすがに睡眠薬は売られていませんでしたが、導入剤でもそこそこの効きはあり人によっては導入材で十分眠れるようです。さすがに導入材を使用した瞬間に意識を失うほどでは無いようですが、10分20分もすればスーっと眠れる人もいると説明書きにありました。
商品代金入金から商品到着まで微妙に間が空いて緊張の日々を過ごしましたが、予定より少し遅れて無事受け取る事に成功。一瞬騙されたとさえ思いましたが、特にこれといって問題は無く普通の通販で商品を買ったのと同じでした。
さてさて、早速睡眠導入材なるものを試してみたのですが、問題が発生。導入材を購入してから暖かくなったせいか、最近は夜になれば睡魔が襲い、布団に入れば数分で眠りに落ち、気がついたら朝になっていた・・・というのび太君ばりの健康的な睡眠サイクルを送っている私にとって、睡眠導入材の使い所が分かりません。睡眠薬ならいつでも眠らせてくれそうですが、導入材だけに私自身がある程度眠たくなる時間に飲まないと、その効果を発揮しないように思えます。
現実的な案として休みの日の夕方頃に飲む事にしました。この時間は眠くなるので試すにはドンピシャです。注意書きにあった分量を守って謎の液体を飲んで見ることに・・・・。
出来ません。自分の体が一番可愛いです。流石に毒を送られたとは思いませんが、正体不明のこの液体。副作用すら分からず、仕入れた相手も正体不明。分からない事だらけです。
医療の世界では新薬は動物実験を行うらしいですが、ペットはいないのでこの案は却下。となると、この謎の液体を飲ませられる相手は一人しかいません。私の友人Sです。早速彼とコンタクトを取り今回の趣旨を説明すると、快くOKという返事をもらいました。睡眠導入材の特性を教えた上で"眠る1・2時間前に飲んでくれ"とモニターを頼む。
お願いした友人は不眠症とは程遠い存在で、眠っている途中に何かの物音で目が覚めるという事も全然無いと言っていました。要するに私とほとんど同じ一度寝付けば爆睡タイプです。
4日ぐらい試してもらって返ってきた答えですが、特に何も変わらなかったとの事。体の気だるさについて聞いてみれば「・・・・、言われてみればそんな気もするな」という返事が返っきて、挙句の果てに「騙されたんじゃないの?」とすら言われました。なるほど、その可能性も否定は出来ません。
薬の効果については未知数ですが、彼の体に異変が起きてないと分かったので今回の動物実験は成功です。休日まで待てなかったので、いつもより1時間ほど早く布団に入り、その時に薬を飲む事にしました。
一週間ほど試した結論をいうと、確かに眠くなったような気がします。しかし私は薬が本物だろうが偽者だろうが「薬を飲んだ」という思い込みが体に作用するタイプの人間なので、その分を差し引くと薬の効果とは言いづらい所もあります。またこれが薬の効果だったとしても眠たくなるというよりは、体がだるくなるというか意識がボケーとするか・・・・そういった表現の方が適切な気もします。結果的に眠れるかもしれないのですが。
一応"成人男性は一度につきこの量までにしておけよ"という量のMAXまで頑張ったのですが、明らかに眠たくなるには至らず。ただ睡眠はおいておいて、布団で横になればちょうど良い気だるさでボケ−とする事は出来たし、ボケーとし過ぎて気がついたら40分ほど経ってました。しょせん導入薬、されど導入薬。上手く付き合えば心地よい睡眠が得られるかもしれません。。
導入材は私でも入手可能ですが、睡眠薬となると話が変わってきます。しかしお医者さんから処方されれば、当然ながら手に入れる事は出来ます。という事で精神科に行ってみました。なぜ精神科というと看板に「不眠治療」という単語があったからで、深い理由はありません。
残念?な事に私は健康体です。今まで大きな病気をした事はありませんし、アレルギーとも無縁、睡眠もバッチリと病院とは無縁なので、風邪をこじらせてくらいでしか病院には行きません。ここで不眠症をアピールする為に、あえて前日に寝なかったり目にクマを作った方が良いのかな?と思いましたが、相手もプロ。下手な小細工などせずにどうどうと病院に行ってきました。きっとこういうのはストレートにしたほうが、スムーズに事が運ぶものです。
診察室に通されて、お医者さんに「最近眠れないし、眠りも浅い。睡眠導入材なども試してみたが無理だった。効きの強い薬が欲しい。」とストレートに言ってみました。すると「薬に頼るのは良くない」と言われて、色々おしゃべりをしました。
話をまとめると、規則正しい生活リズム・一日3食の食事・適度な運動・ストレスは溜めないようにする・休みの日は外に出て気分転換・これらを守れば薬を使わずとも眠れるらしいです。むしろ人間は寝てあたりまえなので、薬を使わないと眠れないのは何処かに原因がある。その原因を見つけて解決していきましょう・・・・と言われました。本当は他にも話をして、その会話だけで400文字原稿用紙2枚ぐらいは余裕で書けそうです。
それにしても流石はプロフェッショナル。見事に玉砕されました。目的の睡眠薬は入手できませんでしたが、精神科のお医者さんとお話できて非常に有意義でした。
昔から巷にある「目薬には睡眠効果がある」という伝説ですが、これは嘘だという事を発見しました。直で何滴飲もうが眠たくはなりません。むしろ口の中がゴワゴワしてストレスが溜まっただけです。
他には何か無いかな・・・と探していたら、風邪薬を発見。たしかこいつには睡眠効果は弱いですが、人を眠たくさせる薬が入っているはずです。注意書きにも"薬を飲んだ後は、自動車の運転などはお控えください"と書いてあるほどです。しかし今まで飲んだ事はありますが、眠たくなった記憶が全くありません。
ここは思い切って3袋飲んでみることに。オブラードも3枚重ねで安心です。結論は予想できると思いますが、全くそのとおりで眠たくなりません。気分が悪くなるかなーと思いましたが、さほど変化無し。薬に敏感な人は1袋でも眠たくなるといいますが、私は薬には鈍感だという事は判明しました。冷静に考えれば、市販薬に強い睡眠薬が入っているはずがありません。
こういう時に頼るべき存在がUGです。睡眠薬などを売っているサイトはまだありますので、気になる人は買ってみてはどうでしょうか。ただ詐欺サイトも多いので躊躇してしまいます。下手に手を出すよりは、素直にお医者さんで処方してもらったほうが確実で早いかもしれません。
結局は時間の制約で手に入れることは出来ませんでしたが、精神科以外にも内科などで処方してもらえるようです。もちろん睡眠薬といってもピンキリですが、ハルシオンという有名な睡眠薬を試してみたかったです。
この原稿を書き終えた後に「最近夜眠れない」と話を振ってみると、会社の同僚で睡眠薬を医者から処方してもらっている人が数人いました。私が思っていているほど入手は難しくないようです。全員が医者から処方してもらったと言ってました。1人は「そろそろ薬が無くなってきたから、また医者に貰いに行かないと。」と、醤油が切れたからお隣さんに借りに行くような感じで睡眠薬と付き合っている人も。睡眠薬を服用している人の中で事務系の人が多かったのも印象的です。